昨年は、安倍政権の掲げた経済政策「アベノミクス効果」による景気刺激策で、円安基調と株価の回復などによるデフレ脱却、経済成長率の上昇と、国内景気に薄明かりが差してきていた。
しかし、昨年末に突然の衆議院解散、そして総選挙となり、今年はまだまだ力強い景気の回復には確信のもてない、不安の残る年明けとなった。
私どもの業界においては、新たな産業分野としてエネルギーマネジメントシステムをはじめ、次世代配電システムや、省エネルギー・創エネルギー等の新需要の拡大などが見られた。
そして、電気にかかわる新しいイノベーションが次々と起こっており、新市場の成長・拡大が今後ますます期待されると思われる。
当社のようなメーカーとしては、それらの新しい市場のニーズに対して、いち早く応えるべく、今までにない革新的な新技術の開発および商品化を行っていきたい。
そして、その商品を皆様のお手元にいち早くお届けすることが使命だと考えている。
さらに、それらの新技術や新商品、新市場の情報を皆様に提供し、知っていただけるよう、展開していくことも私たちの使命と心得ている。
また一方では、そのように技術革新が進んできているが、他方では、電力会社による再生可能エネルギー接続保留問題に見られたように、予測することができない不透明・不確実な現象が出現するということもあると思う。
しかしながら、引き続き私どもメーカーとしましては、皆様と一体となり業界の発展に寄与するべく、このような厳しい状況にも一丸となって立ち向かい、勝ち抜いて行く所存である。