富士電機は、中国市場向けファン・ポンプ用インバータ「FRENIC―VP」をモデルチェンジし、12日から発売した。
空調設備では、循環する冷却水の流量・圧力・温度に応じて、冷却塔ファン、冷却水ポンプなどの運転をきめ細やかに制御することが求められる。
新製品は高度な演算機能「カスタマイズロジック」を標準搭載して、空調設備における最適制御を実現するとともに、従来製品に比べて約45%の電力消費量を削減して省エネに貢献する。
また、「現在値」「設定値」「消費電力」など、さまざまな情報が表示可能な通信式のタッチパネル(オプション)を用意しており、インバータ本体から離れた場所で、空調設備の運転状況を手元で確認し、制御することが可能。
さらに、同社がグローバル展開している汎用インバータと主要部品を共通化するなどによって、コストダウンも実現している。
適用モータは、3相400Vで3・7kW~315kW。