タムラ製作所(東京都練馬区東大泉1―19―43、TEL03―3978―2111、田村直樹社長)は、同時に別々の温度設定、スピード設定で実装できる「デュアルチャンバーN2リフロー」を開発、1月から販売を開始した。モバイル機器や車載など、さまざまな部品を数多く実装するような現場において、省スペース化・実装時間の短縮化の一助となる製品として、国内外で広く販売していく。
リフロー炉はプリント基板にはんだペーストを塗り、部品を載せて基板ごと炉で熱してはんだ付けする装置。
通常のN2リフローの場合、温度帯・接合に要する時間が違う部品は一緒に実装することができないため、複数の装置が必要になる。
今回の新製品は、ヒーターをそれぞれのリールに設置し、コンベアスピードも調整できるような仕様にすることで、温度帯・接合にかかる時間帯が異なる部品を同時に一つの装置で実装できるため、増産や他品種生産に柔軟に対応できる実装ラインづくりに寄与する。