日本モレックス(神奈川県大和市深見東1―5―4、TEL046―261―4500、梶純一社長)は、LED取り付け工程の大幅な簡素化を実現する「SlimRay
電線内蔵タイプCOBホルダー」を発売した。
新製品は、電線と端子を圧着方式で接続するコンプレッションコンタクト設計を採用することで、手作業でのハンダ付けをなくしている。これにより、LED取り付け工程が簡素化し、作業時間の短縮および接続信頼性の向上を実現した。
SlimRayは、13・35ミリ×13・35ミリサイズのCOBに向けたホルダーで、直径25・0ミリ、高さ3・15ミリと低背で、定格300VDC/3・0Aに対応している。
低背設計であることから光学部品をLES(発光面)に近づけて実装でき、またアレイパッドとの接続部に金めっきコンプレッションコンタクトを採用しているため、さまざまな使用環境や条件下で安定した電源供給を実現している。
これまでLEDアレイの実装は、手作業でのハンダ付け工程のため、品質および信頼性の問題が懸念されていた。
新製品は、色分けされた給電用電線のクリンプ、被覆剥離、接続が完了した状態で提供されることですべての製造工程における品質の均一化と長期的な製品信頼性の向上につながる。