2015年3月期の売り上げは、上期が前年同期比109・5%であったが、下期は前年度も伸びが高かったことから通期では同105%ぐらいになりそうだ。立花エレテックの子会社になったことから、今年4月から20年度までの6カ年の中長期経営計画を立てている。新しい商品、新しいマーケットを創るためにじっくり計画をもんでいる。
国内はオリンピックや震災、インフラの老朽化などで投資が見込める。海外もOUT―OUTのための工場立ち上げの投資が出ており、このグローバルな生産・調達に対応できるような行動力・機動力が求められている。お客様の要望があれば、立花エレテックと連携しながら取り組んでいきたい。IoTやM2Mなど情報化に絡んでコネクタや端子台などの接続機器の売り上げも堅調に拡大し、全社で一番の売り上げになっている。
さらにハーネス加工を日本と中国で行い、売り上げに繋げていきたい。同時に、これまでシステム対応に社内の開発部門で対応してきたが、案件の増大に対して立花エレテックの技術部門も活用することで、エンドユーザーの大きなリニューアル案件にも対応できる余裕が出てきた。さらに連携を深め、付加価値の高い課題解決提案を行っていきたい。
営業の質を上げるために営業支援システム(SFA)の活用を始めた。当社の基幹系システムと連携することで営業プロセスを可視化し、効率を高めたい。さらにシステム営業社員の増員と女性社員の販促部門での活用も進める。
制御、電子、IPC(産業コンピュータ)に、新たに駆動を加えた4つの領域で取り組みを強めたい。