2014年12月期は、売り上げが前期比約12%増加し、利益も増えたことから増収増益で終わることができた。社内の部門ごとにテーマを与え、それに基づいて各部門のリーダーと現場の社員が実行計画を立て、3カ月ごとにターゲット、方法などの進捗をチェックしながら取り組んできた効果が業績に表れた。この方法は今後も継続していく。今年の景気は、そんなに明るい材料があるわけではないが、不安な材料もない。やり方次第で大きく伸ばすことができると見ている。
今期は「動」をスローガンに掲げ、売り上げを2桁以上伸ばしたい。じっとしていても結果が得られない。まずは動いて、2年後、3年後に売り上げ・利益として収穫に繋げるための種蒔きを行っていく必要がある。同時に他より動くスピードも上げながら、長短の計画に応じて、最適なタイミングに刈り取りできるようにしていきたい。
7年前から試行錯誤しながら取り組んでいるINPAQ社のアンテナの販売も、ここにきてようやく面白い展開が見えて来ている。量産化に繋がる受注が決まり始めているためで、今年は大きく飛躍するのではないかと期待をしている。
さらに、今年は電源の販売にも注力する。電源は機器・装置で重要な役割を果たしているが、LED照明用と一体となった用途が増えてきている。お客様の求めるニーズに合わせて、モジュール化した電源や電源周辺部品をまとめたキットタイプなどを、サイズ、形状、容量などに応じて販売できるような体制を整えている。基板用だけでなく、屋外用途などの大型タイプニーズに対応できるようにしていく。