2014年12月期の売り上げは前年度比20%増となった。当初の計画以上に伸びたことは喜ばしいが、輸入販売している当社にとって、為替が急速な円安で推移していることによる利益面への影響も大きい。円安が当社のお客様の販売増加に繋がっている側面もあり複雑であるが、今年は価格の改定もお願いしていきたいと考えている。
昨年はメガソーラー発電関係の需要が旺盛に継続したことで、これに向けてのコネクタ販売は一昨年同様、堅調に推移した。電力会社の電力買い取り制限の動きなどもあり、今後の動向が気になるところであるが、最低でも今年1年はメガソーラー発電関係の立地が継続するものと見ている。
15年12月期も前年度比10%アップの売り上げ計画でスタートしている。今年もコネクタの新市場開拓に向けた取り組みを継続して進めていく。そのひとつであるバッテリー関係へのアプローチを引き続き強める。燃料電池、EV(電気自動車)など、バッテリーを取り巻く市場は着実に広がっており、そこにコネクタ専門商社としての当社を売り込めるチャンスが出て来ている。
MC社をはじめとした海外約20社の特徴あるコネクタの品ぞろえの豊富さを前面に出しながら、産業用コネクタの品質面の違いなどもアピールして、市場への浸透を図っていきたい。
また、安全機器のオイヒナー社や操作用スイッチのシュレーゲル社の製品も、特徴をアピールしながら拡販を進めていく。
展示会も昨年同様、関係するところには積極的に出展していくとともに、顧客先に出向いてのミニ展示会も開きながら、新しい顧客、新しい市場の開拓を貪欲に進めていく考えである。
さらに、昨年行った社員の営業教育も継続して進め、厳しい販売競争が展開される中で、生き残れるような施策を展開したい。