当社は、「光を科学し、社会に貢献する」を基本理念に、各種の画像処理用LED照明を提供している。波長や調光、平行度などのライティング技術を駆使し、画像処理用LED照明のリーディンカンパニーとして、顧客に最適なライティング・ソリューションを提供している。
工業分野では半導体、電子部品、自動車、三品分野などのマシンビジョン(MV)照明を中心に展開。さらに新規事業分野では、平均演色評価数Ra98という自然光に近い光特性を実現し、美術館・博物館用、メディカル用、アグリバイオ用、LEDデバイス用分野を中心に積極的な事業展開を行っている。
現在、MV事業の強化と新規事業の堅実拡大、開発力の強化と革新を基本方針に、2017年7月期を最終とする中期計画に取り組んでおり、最終年度に売上高92億円(前期55億円)、営業利益12億円(同6億円)を目指している。新規事業は、売上比率の10%まで成長、今期は黒字化が進み業績に寄与するようになってきた。長期ビジョンとして、MV事業で国内シェア50%超、海外シェア30%超、売上比率は国内・海外50%の達成を掲げている。
海外展開では、中国で顧客ニーズが高まっている品質の高いミドルエンド市場に対応するため、14年1月に中国の大手画像処理用LED照明メーカーCST社との合弁会社Rseeを広東省に設立、同年5月に新工場の稼働も開始した。中国のMV照明市場は急速に拡大しており、市場を席巻する姿勢で臨む。また、中南米市場や東南アジア市場の開拓にも注力したい。
一方、新技術の開発や各種のソリューションに対応するため、効果的な企業連携にも取り組んでおり、3D計測や通信系、システム提案などの事業展開を加速している。
今後も、「努力なしに幸運の女神は掴めない」という姿勢で、企業価値の向上に努めていきたい。