昨年は、当社が関わる工作機械関係が好調に推移した。今年も「安全」を最大のテーマに掲げ、事業規模を拡大していきたい。主力のフットスイッチは、国際規格の認証取得など顧客のグローバル展開に対応してきたこともあり、順調な動きを示している。特にここ数年注力している医療機器分野は、景気に左右されず堅調な動きを示しており、今年も注力する方針に変わりはない。
当社のフットスイッチは、優れた防水性能とともに、医療機器の国際安全規格IEC60601―1に準拠する高い安全性などから、国際的に評価を得ている。さらに様々なカスタマイズにも対応できることから工業用や医療分野を中心に、幅広い分野で実績を挙げるようになってきた。
今後、フットスイッチに関しては、機能性はもちろんのこと、デザイン性などにも注力していく方針だ。近年、優れたデザインのフットスイッチが登場し注目されているが、当社も同スイッチをより高い製品レベルに引き上げ、斬新かつ画期的なデザインを取り入れるなど、工夫を凝らしていきたい。
マットスイッチ、テープに関しても、安全をテーマに各種展示会などでPRを行ったこともあり、あらゆる分野で採用が拡大している。マットスイッチは、工場などの危険エリアにおける非常停止用のほか、施設などでは、ベッドから起き上がると検知する離床センサ用、徘徊検知用と様々な分野、用途で採用が拡大している。
その中で、表面に様々な画像や文字などが印刷できるTPマットスイッチの発売を開始した。任意の場所にオリジナルな表現ができることで反響が非常に大きい。また、テープスイッチは挟まれ防止などの用途で新しい分野にも採用が拡大している。
今後も、「安全」をテーマに、当社の製品が幅広い分野で社会の役に立つよう取り組んでいきたい。