協立電機 精光電機工業と提携 制御盤の生産・販売で協力

協立電機(西雅寛社長)は、静光電機工業(静岡県富士市中里2626―23、TEL0545―32―0688、中村静弘社長)と業務資本提携する。

資本提携では、協立電機が静光電機工業の株式6万8000株を1株当たり300円で、セイコークリエイトから取得する。これにより、協立電機は静光電機工業の発行済み株式の5%を保有することになる。また、静光電機工業は、この提携契約書を締結する2月9日以降に公開株式市場でこれに見合う金額分の協立電機株式を購入する。

業務提携では、制御盤などの製造・販売の分野で協力しながら、人的交流を行い、売り上げの拡大を目指す。

協立電機は、ITとFAの融合したインテリジェントFAシステムの開発を軸に事業を展開。一方、静光電機工業は、制御盤の製造、販売に強みを持つことから、協立のインテリジェントFAシステムに使用する制御盤・操作盤などの生産体制強化を図るとともに、今後需要が拡大すると見込まれる東南アジア、インドをはじめとした地域への販売・生産体制確立に弾みをつける。

さらに、中期的には地域メーカーがアライアンスを組むことで互いに競争力を高め、インテリジェントFA技術の重要な構成要素の一つである制御盤の生産、拡販でのシナジー効果を発揮していく。

静光電機工業は1949年7月設立で、資本金6800万円。2014年1月期の売り上げは、5億9200万円、営業利益2600万円、経常利益3100万円、純損失8800万円。

なお、今回静光電機工業株を取得するセイコークリエイトは1991年10月、静光電機工業のメカトロ部門を分離独立した会社で、静光電機工業株式の20・60%を保有するトップ株主。

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