エヌエー(浜松市浜北区新原3846―3、TEL053―587―0085、田中耕二社長)は、レベルセンサ(電流出力タイプ)「FSSPシリーズ」を開発し、今月から発売する。
製造現場で使用される各種液体の液面検出には複数の方式があり、それぞれメリット、デメリットがある。ローコストだが、1台で1出力の「電極式センサ」、リニアに出力でき、高精度ではあるもののコストが高い「磁歪式フロートセンサ」、液面にフロートを浮かべ、任意の水位で出力する「フロートスイッチ」などが主に使用されている。
新発売のセンサは「フロートスイッチ」に分類され、水位に応じてリニアにアナログ(電流)出力ができるステップ式。ローコストでありながら、検出素子に磁気抵抗素子を使用することで、5ミリピッチという高分解能な出力が可能になり、各種液体の調合工程などでメリットがある。オプションで満水、空水時の緊急停止用にリミット出力を1カ所設定が可能。
測定長さは300ミリを用意、最大320ミリまで特注も可能。価格はオープン。