東京都電機卸商業協同組合 「物流の近代化を促進」 新春懇談会を開催

東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)は、「新春懇談会」を東京ガーデンパレスで6日開催した。

当日は、会員企業の社長や幹部社員をはじめ、賛助会員、各地区の電子部品流通協議会の会長、来賓など約90人が参加した。

冒頭あいさつに立った堀内理事長は「TEPは物流近代化委員会と教育情報委員会が、ヤマト運輸と至近距離物流の実験を行っており、これを組合員の協力で何とか新しい形にして進めていきたい。営業力に、確実な物流を価値に1個からお届けしていけるようにしていく。ヤマト運輸の最先端の物流機能で短時間、ローコスト、正確にお届けすることで、TEPの会員が増えることにつなげたい」と述べた。

続いての新春講演会では、協力して共同配送に取り組んでいるヤマト運輸東東京主管支店小林一夫支店長が「クロネコヤマトの満足創造経営~お客様の声は『宝の山』~」と題して行った。

小林支店長は、個人宅に荷物を運ぶ同社の100年近い会社の歴史を3つのイノベーションに分けて紹介。「2013年から第3のイノベーションとして取り組んでいる『バリュー・ネットワーキング構想』は、物流をコストではなく、バリュー(付加価値)を生み出す手段に変化させたい」と述べ、「ものづくりの再生の原資は物流にある」と強調した。

その後、来賓のあいさつ、懇親会に移った。

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