制御機器商社サンセイテクノス(大阪市淀川区西三国1―1―1、TEL06―6398―3111、浦野英幸社長)の美術館「サンセイミュージアム」に数々の彫刻作品を展示している玉野勢三氏の「玉野勢三彫刻展(愛と童心を求めて―45年の軌跡―)」が、大阪のあべのハルカス近鉄本店タワー館美術画廊で12日から1週間開かれた。
玉野氏は、1954年大阪生まれで、子供をモチーフとした作品を中心に、ブロンズや乾漆、テラコッタなどを制作。子供たちの無垢な姿やあどけない表情、さりげない愛があふれる母子像などを通じ、心癒される愛の世界を表現している。
サンセイテクノスは、2013年9月に創業者浦野正一氏の郷里である堺市美原区にサンセイミュージアムを開設し、創業者の蒐集品や玉野氏の彫刻のほか、絵画、考古、陶芸などを展示している。今回、玉野氏の彫刻家人生が45年を迎えたことから個展を開催した。
玉野氏は「テーマごとに表現した純粋で心和む童心の世界を楽しんでいただければ幸いで、私の作品を展示していただいている浦野社長に感謝している」と語り、浦野社長は、「玉野先生の作品は出会った瞬間『心が洗われる』。今回の個展においても、多くの人々に心の癒しや喜びを与えていただいたと思う。専門商社として技術を大事にしているが、作品を創造する先生の技術にも共鳴するところがある」としている。