東洋精鋼(愛知県弥富市馬ヶ地3―195―1、TEL0567―52―3451、渡邊吉弘社長)は、工業製品などの不具合の測定および判定を人に代わって、カメラとパソコンを使用して正確に行う簡易カバレージ測定器「カバレージチェッカー」を発売した。
従来、目視によるカバレージ測定には経験と熟練が必要だったが、今回の製品を使用すると、判定者による測定のバラツキを大幅に軽減でき、新人担当者でも容易に測定が可能。教育用ツールにも適している。
あらかじめカバレージのデータを登録し、これらのカバレージデータテーブルから求められた相関関係を利用し、測定対象のカバレージを算出する仕組みになっている。
ショットが当たりにくい狭い部位や、コイルスプリングの内径部などの測定も可能で、目視では見られなかった穴部のカバレージも専用アタッチメントで測定できる。
「測定モード」と「判定モード」の2種類があり、レシピを基にカバレージ値が算出され、結果が「値」または「合否判定(OK/NG)」で表示される。
測定モードは、繰り返し測定した結果の平均値を表示、判定モードでは、各測定に対して判定基準を満たしているかどうかを判定表示する。
パソコンに表示される画面は、(1)カメラの画像がリアルタイム表示されるライブ表示画面(2)カバレージの測定結果の履歴を表示するカバレージ測定履歴(3)1回毎のカバレージ測定結果と平均値を表示するカバレージ測定結果表示(4)判定基準値(合否設定値)を表示する判定基準―など。