富士電機機器制御は、電磁開閉器の国内トップメーカーとして豊富な品ぞろえと実績を有する。中心機種は9A~800AフレームまでそろったSC
NEOシリーズと、2・2kW以下の小容量用途用に世界最小クラスのSKシリーズ。
このうち、SKシリーズは、小型化・低消費エネルギーニーズに対応して小型アクチュエータの採用をはじめ、設計を大幅に見直して小型化と軽量化、低消費電力化を実現した。外形サイズは45(幅)×48(高さ)×49(奥行き)ミリで、交流制御品と直流制御品を、同一寸法で実現している。
また、このほど32A定格で横幅53ミリタイプも追加し、さらに機種が豊富になった。しかも新設計の電磁石の採用で、直流操作品は電磁石容量2・4Wと、SN―C1形比73%減少した(極性あり)。さらに、着脱可能な端子カバーを標準で装備し、IP20の保護構造で安全性に考慮するとともに、ミラーコンタクト機能も装備している。短絡電流定格値(SCCR)は50kA480Vとなっている。そのほか、マニュアルモータスタータ(MMS)BM3シリーズと組み合わせることで、コンパクトで高次元な電動機制御回路を構成できる。
国内外規格は、JIS、IEC、GB、UL、TUV、CCCなどを標準で取得している。