ワールドは「端子台」「ターミナル」「ヒューズホルダ」などの配線接続用部品で、内製化比率と直販比率を高めることで、品質はもとより、納期・サポート面でも業界の高い信頼を得ている。
同社は宮城県に工場を持ち、高い製品精度と、カスタム品などの顧客対応力が強みとなっている。
配線接続用部品は、海外の新興メーカーがコストを武器に市場参入を図ってきているが、特に安全・信頼性が求められる高付加価値分野では、高い信頼性で大手メーカーを中心に同社製品の採用が相次いでいる。
また、産業用部品では製品の安定供給ニーズが根強いが、ものづくりの現場では、部品供給元であるパートナー企業の協力が得られず、やむを得ず生産中止になってしまうケースも見られる。
「これではメーカーの責務が果たせない」(同社阿部社長)と考え、成型機ラインを新たに導入するなど内製化を推進。将来的には金型の自社生産も視野に入れており、さらに技術力を高めている。
また、販売方法の改革にも着手。直販比率を高めることで、製品仕様、納期、価格交渉をスピーディーに行い、ユーザーニーズを直接吸い上げて製品に反映させ、ユーザーとWIN―WINの関係を築くことに成功している。
公式Web : http://terminalblocks.jp