河村電器産業は、太陽光発電業界に貢献できるように、住宅用・産業用の配電システムを製造・販売している。製品コンクールでは電気設備技術の向上と電気保安の一層の確保に結び付くとして、「太陽光発電用直流遮断器」が大阪市長賞を受賞した。
これは、2極での直流遮断方式により小型化を実現、体積比で同社従来品に比べて50%減となった。直流集電箱も小型化でき、設置場所の可能性が広がった。
ダブルコンタクト式のブレード構造を採用、シーソーのように2接点を設けることで、2極での遮断が行える。
また、一体型の場合、片方の接点圧が不安定になり、通電の安定性を欠くケースが見られるが、今回は2接点それぞれにアームを使用する独立アーム構造により、それぞれに力が加わり、安定した接点圧を確保している。
同社では、今回の受賞について、太陽光発電設備の省コスト・省スペースが強く求められる中、配線器具メーカーとして培ってきた技術で機器の小型化を実現した点が評価されたものと考えている。
今回の受賞を励みに、地球環境のために創エネルギー業界の発展に寄与すべく、オンリーワン製品を提供していく、としている。
(http://www.kawamura.co.jp/)