工場の自動化で活用されるセンサを、PLCなどの上位側のコントローラで一括管理するニーズが高まっている。上位側コントローラで管理することで、「センサ劣化による誤作動の予知保全」「センサの設定変更自動化」「設定値のバックアップ」などを簡単に行うことができる。
オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、この要求に応えるため、ネットワークでファイバセンサを管理・制御できるCC―Link対応通信ユニット「UC1―CL11」を発売した。
同製品は、新しい製品ブランドである「FASTUS(ファスタス)」の第7弾で、オープンフィールドネットワーク「CC―Link」にファイバセンサ「D3RFシリーズ」を接続できる通信ユニット。センサをネットワーク上で管理できるため、これまで手作業で行っていた受光量や測定値のモニタ、センサの遠隔操作などを簡単に行うことができる。
他社製品でも、CC―Link対応通信ユニットとファイバセンサアンプは存在するが、同製品は三菱電機が提唱する「iQセンサソリューション(iQSS)」に対応。接続されているセンサの機種情報や接続台数を三菱電機製エンジニアリングソフトウェアGX
Works2上で自動検出できるなど、同社製のFA機器とスムーズな連携が行え、一括管理と作業性向上が実現する。
標準価格は、3万8000円。今後接続できるセンサを順次追加する予定。