東洋電機は、無線式モニタリングシステム「MAGIC
BEE(マジックビー)」子局とパソコンを活用して、環境モニタリングを簡単に実現できる「無線式モニタリングシステム評価キット」を発売した。
同キットは、Digi社のネットワークアダプタ「XStick」とマジックビー子局2台(エンドデバイス1台、ルーター1台)で構成。「XStick」を評価キット付属ソフトウェアがインストールされたパソコンのUSBコネクタに挿入すると、パソコンとマジックビー子局が無線で接続される。
マジックビー子局(エンドデバイス)は温度センサ、湿度センサ、照度センサを内蔵しており、電池駆動のため、測定したい場所に設置するだけで、温度、湿度、照度を測定、パソコン上で見ることが可能。
また、外部コネクタにアナログ入力、デジタル入力、パルス入力、デジタル出力を接続可能で、パソコン側のプログラム操作により、子局から収集したデータを使用してより高度な環境モニタリングシステムの構築が行える。
マジックビー親局を使用することで、CC―Link経由でPLCに接続することも可能。
CD―ROMで提供される評価キット付属ソフトウェアは、モニタ機能として、子局に名称を付けることにより、設置場所ごとの監視が簡単に行える。
「XStick」を使用した場合、子局の最大接続台数は40台となり、子局の状態(受信強度、リトライ数など)が表形式で表示され、一目で確認できる。
「XStick」、マジックビー子局2台(エンドデバイス1台、ルーター1台)、付属ソフトウェアの評価キットの参考価格は8万5000円。