オムロンは、小型・軽量化と長寿命化を図った太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム「KP48S」を今春発売する。今後3年間で3万セットの販売を見込んでいる。
新製品は、1台で太陽光発電と蓄電池の両方に対応しており、発電した太陽光の電力を直流のまま貯めるため、少ないロスで充電ができる。
形状も、6・4kWhの大容量で家庭用空気清浄器並みの小型化を実現し、室内にも溶け込むシンプルなデザインとなっている。また、約60キログラムと軽量であり人手で搬入することができるため、クレーンなどでの大掛かりな搬入や基礎工事が不要となり、設置時の工数・工費を大きく削減することが可能。
さらに、充放電寿命は約8000サイクルを実現しており、10年以上の安心活用が見込める。
しかも、利用シーンに合わせ、割安な夜間電力をためて朝・夕など効率的に使用し、昼間は太陽光で余った電力を売電する経済性重視の「経済モード」、不測の事態に備えるため、常に50%以上の充電をキープする「安心モード」、停電計画などに備えるため常に満充電状態になるよう充電を優先する「強制充電モード」などがあり、ユーザーの利用シーンに合わせた運転モードが選択できる。