横河電機の子会社、ヨコガワ・サウジアラビアは、サウジアラビア電力公社(SEC)から、同社が首都リヤドに建設するコンバインドサイクル発電所12カ所(PP13発電所とPP14発電所)向け制御システムを同時に受注した。
コンバインドサイクル発電は、ガスタービン発電の排熱で蒸気を発生させ、蒸気タービンを回転させて発電する高効率な発電方式。
今回の発電所は、総出力198万kWと大型で、運転開始は、PP13発電所第1系列は2016年5月、同第2系列は16年10月、PP14発電所第1系列は16年11月、同第2系列は17年4月を予定。
ヨコガワ・サウジアラビアは、各発電所のガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンを統括した監視、および発電所内の電気系統(国際標準規格IEC61850対応)の制御を行う統合生産制御システム「CENTUM
VP(センタム・ブイピー)」と運転訓練シミュレータを納入し、エンジニアリング、据え付け支援、試運転支援、運転員訓練支援を行う。
製品は、16年上半期に納入する予定。