三菱電機は、効率クラスIE3(プレミアム効率)に対応した高性能省エネモーター「スーパーラインプレミアムシリーズSF―PR形」を販売している。
低鉄損の鉄心材の採用で、同社のSF―JR形に比べ効率が11kW4極品比で約4・5%向上している。また、磁性体である鋼板フレームを採用することによりフレーム部分にも磁束が通ることで損失を低減し、高効率化を実現している。
さらに、標準仕様の三相モーターとの置き換えができるように、IEC(JIS)寸法とJIS標準枠番に対応し、標準仕様の三相モーター(同社製SF―JR形・SF―HR形含む)からの置き換えが容易。
同社では、IE4(スーパープレミアム効率)を満足したIPMモーター「MM―EFSシリーズ」も販売している。エネルギー損失を同社従来品(MM―EFシリーズ)比約20%減で、消費電力量を約20%削減できる。空調設備、各種ファン、ポンプなどの連続運転に最適。
しかも、枠番が標準三相モーター(SF―JRシリーズ)と取り付け寸法や軸高さなどの主要寸法が同一のため、置き換えが容易。
そのほか、省エネプレミアムインバーター「FREQROL―F700Pシリーズ」で駆動可能なため、標準三相モーターを「FREQROL―F700Pシリーズ」で省エネ化し、その後にモーターのみを本シリーズに置き換えて、さらに省エネ化する段階的導入も可能になる。