国際的な第三者認証機関であるテュフズードの日本法人、テュフズードジャパン(東京都新宿区西新宿4―33―4、TEL03―3372―4821、アンドレアス・シュタンゲ社長)は、東芝が開発した電気制御用のユニファイドコントローラ「nv―safety
シリーズ
type1s」=写真=に対し、国際安全規格である「IEC61508‥2010(SIL3)」の機能安全認証書を発行した。
機能安全規格IEC61508は、鉄道・オートメーション・自動車・医療機器・エレベータなどの各産業分野別機能安全規格の原本であり、欧州ではこれを基にした整合規格も整備され、運用されている。同規格では、対象とするリスクのレベルをSIL(Safety
Integrity
level)と呼ばれる指標に基づき、最終製品に実装される”安全制御機能”に注目し、定性的及び定量的観点による評価が開発構想設計段階から詳細設計に至るまでハードウェア・ソフトウェアおよびその開発プロセスに対して厳しく行われ、特に、今回到達したSIL3はセーフティレーザースキャナや、セーフティライトカーテン、安全スイッチなど、オートメーション分野において最高水準の安全性を示す。