ロームは、需要が拡大するダイオードなどディスクリート製品の生産能力強化のため、マレーシアの製造子会社であるロームワコーエレクトロニクス(RWEM)に新棟を建設する。
新棟は、地上3階建てで、延べ床面積3万8250平方メートル。今年7月に着工し、2016年8月に竣工する予定。
ロームグループでは、これまで最先端かつ高効率の製造装置に更新することで生産能力の強化に取り組んでいるが、さらなる需要拡大に備えるべく新棟を建設し、RWEMにおけるダイオードの生産能力を約2倍に拡大する。
新棟は、LED照明や高効率の空調設備の導入などで省エネ化に努めるとともに、洪水対策など、万全のBCM(事業継続マネジメント)体制を整える。