オムロンは省設置スペース、省設置工数のセーフティリレーユニットの新製品「形9SEシリーズ」の販売を開始した。標準価格は1万8000~3万2000円。
新製品は、安全出力2点タイプで幅17・5ミリ、同4点タイプで幅22・5ミリのスリムサイズを実現しており、同社従来品比で制御盤の設置スペースを約80%削減でき、装置や制御盤の小型化に貢献。また、従来のセーフティリレーユニットは配線取り付けが上下方向となっていたため、小型の制御盤では十分な作業スペースの確保が困難で作業性が低下しがちであったが、前面にスクリューレスクランプ端子台を採用することで取り付け工数を約半減でき、取り付けやすく作業時間の大幅削減が可能になる。
さらに従来のリレーユニットは、内部リレー(K1/K2)の動作表示機能のみで、安全入力機器の動作・接続状態などを容易に確認できないことがあったが、新製品は、安全入力、安全出力それぞれのLEDがユニットの動作状態をわかりやすく表示するため、設置・保守時の工数を大幅に削減できる。しかも、接点入力からPNP入力まで一形式で幅広い安全機器に対応している。