ベッコフオートメーションは、産業用ネットワーク「EtherCAT」の開発元として、IPC(産業用パソコン)を意欲的に展開している。現在の機種は、ハイエンドのCX2000、ローエンドCX9020に加え、今春からミドルクラスのCX5100シリーズを発売した。
CX5100は、小型でコンパクト(横142×高さ100×奥行き92ミリ)なファンレス設計で、物理的な稼働部を持たないため、長期間にわたり安定した信頼性を発揮する。400種類あるEtherCATのⅠ/Oモジュールを直結してDINレールにマウントできるため、制御盤がすっきりする。しかも低消費設計のCPUで、小型ながらUPS(無停電電源)も内蔵しており、電源が切れても重要なデータを保護できる。さらに、使用周囲温度もマイナス25℃~プラス60℃と高い耐環境特性を有する。
CPUも、インテルAtomのシングル/デュアル/クアッドコアを搭載し、用途で選べる。
10年間の供給、保守と最低でも20年間サポートできる体制を確立するとともに、同社の世界34カ国の現地法人と代理店も含め、60カ国の拠点からサポートサービスを受けられる。
公式サイト : http://www.beckhoff.co.jp