日東工業の盤用電子クーラ１００Ｗクラス「ペルクール小型高効率タイプ ＰＣＡ―１０ＫＡ」は、従来のペルクール同等機種に比べて、消費電力を約６０％削減し冷却効率を大幅に向上させたことでランニングコストを低減させると共に、取り付け面積を５０％縮小、製品重量は約２０％減少し、操作盤・制御盤など設備の小型・軽量化を可能とした。
ペルクールは、電子冷却素子と高効率アルミフィンにより構成される高性能ペルチェユニットを組み込んだ電子冷却式の盤用クーラ。電子冷却素子の採用により、操作盤・制御盤の密閉状態を損なわずに冷却し、内部機器、電子装置などを熱、ほこりの障害から守り、装置の誤動作防止、長寿命化により設備の安定稼働を向上させる。
クーラの冷却効率を表す数値として、冷却能力と消費電力の比であるＣＯＰ（成績係数）が用いられるが、従来の一般的な盤用電子クーラは、ＣＯＰ＝０・５～０・６であるのに対し、ペルクール小型高効率タイプは１・３５を達成し、業界トップクラスの性能を実現している。
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