OKIエンジニアリング(東京都練馬区氷川台3―20―16、TEL03―5920―2300、浅井裕社長)は4月1日から、スマートメータやパワーデバイスなどの電子部品向け「樹脂材料の耐火性試験サービス」を提供開始する。
電子部品における電気接続部の接触不良による発熱や、外部からの加熱による樹脂材料の燃えにくさを評価できるようになる。
電子部品に組み込まれた抵抗やコンデンサ、IC、トランス、コネクタなどは動作時に熱を発し、特に短絡や開放の故障時には過熱状態になる可能性がある。それが周辺の樹脂材料の変形や発炎を引き起こし、トラブルの要因になると懸念されている。
今回のサービスでは、樹脂材料の耐火性を評価するISO/IEC60695に規定されたグローワイヤー試験やニードルフレーム試験といった耐火性試験に加え、樹脂材料の劣化状況、構成物質の特性変化などの化学的評価サービスを含めた樹脂材料の耐火性評価がワンストップで迅速に実施できる。
ユーザーは、自社で設備・人的投資をすることなく、電気製品の信頼性にかかわる電気部品の各種環境試験を一括して効率的に行うことができる。