モノづくりにおいて「QCD(Quality・品質、Cost・価格、Delivery・納期)」に対する必要性が語られはじめて久しいが、近年特に製造業のグローバル化、多品種少量生産化、製品ライフサイクルの短期化が進むにつれて、さらにその重要度が増している。
そのようななか、NECネクサソリューションズ主催「製造業向けエグゼグティブセミナー」が3月5日開催され、「強い企業体質づくりのための~QCD革新の考え方・進め方~」と題し、改善意識の高い製造業の経営層を集め、各種講演が行われた。
セミナーでは、日本経営システム協会会長(東京理科大学名誉教授)田中雅康氏を講師に招き、講演が行われた。経営するにあたっての必要な考え方や実際の改善事例などが、田中氏の豊富な経験を交えて紹介され、参加者から活発な質問が飛んだ。中でも「品質、価格、納期」の相反する項目のバランスの取り方など、貴重な考え方が披露され、参加者から大きな喝采を博していた。
同セミナーでは、「ITを経営にどう活用するか」というテーマで、NECネクサソリューションズ・イノベーションサポートセンター藤野博之氏による講演も行われ、QCDそれぞれの取り組みに対してはもちろん、それぞれを最適化するためのIT活用の重要性も披露された。
同社では随時、各種セミナーを無料で開催しており、製販統合に課題を感じている企業向け「製造業様向け先進的ERPソリューション体験セミナー」などFA・PA業界向けのセミナーも実施している。日程・申し込み方法などはHPで確認ができる。