日本製鋼所は、4月1日付で日立プラントメカニクスから同時二軸延伸機の事業譲渡を受けたことを発表した。これによりセパレータフィルム製造装置において同時延伸・逐次延伸・乾式・湿式すべての製法に対応できることになった。
同社は、大型造粒機やコンパウンド用混練押出機、射出成型機、フィルム・シート製造装置など、プラスチック製品の川上から川下まで各種製造装置を製造する世界トップクラスの樹脂機械メーカー。特に需要拡大が予想されているリチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置では、世界有数のシェアを誇る。
このたび協業していた日立プラントメカニクスから同時二軸延伸機事業を譲り受け、同時延伸技術と逐次延伸技術の両方を持つことになる。これによりフィルム・シート製造ラインにおける対応可能範囲が拡大し、技術開発のスピードアップに役立つとしている。