日本鍛圧機械工業会は8日、2015年3月度の会員企業の受注実績を発表した。受注金額の総合計は308・4億円で前年同月比0・5%減となった。14年4月から15年3月の累計は3270億円となり、前年度比9・2%増のプラス基調を維持。当初の受注予想3150億円以上となる見込みだ。
機種別で見ると、プレス系機械は同6・9%のマイナス。超大型が同2・2倍増で、大型も同2・9倍増、中型は同19・1%増と好調だったが、小型が同13・5%減となった。フォーミングは同69・0%減と苦戦となった。板金系機械は同22・9%増。パンチングが同29・9%増、プレスブレーキが同71・7%増だが、レーザ・プラズマは同17・8%減となった。
内外別では、国内は同15・0%増と堅調。金属製品が同14・6%増、一般機械が同43・6%増、電機が同96・8%増となったが、自動車が同22・4%減、鉄鋼・非鉄金属が12・8%減となった。
輸出は同6・4%減。北米が65・1%増、欧州が3・2倍増となったが、中国が37・5%減、東南アジアが62・6%減、インドが59・7%減と振るわなかった。