マーケム・イマージュ(東京都渋谷区幡ヶ谷2―19―7、TEL050―8881―1680、池谷望社長)は、産業用インクジェットプリンタの新機種「9450」の販売を4月から開始した。QRコードにも対応した小文字の印字に最適なインクジェットプリンタで、溶剤や電力消費を市場平均の20%節約が可能な効率設計。大型タッチパネルにより直感的な操作ができ、防塵防滴仕様の本体と印字ヘッドで洗浄も簡単。多言語の印字でグローバル生産体制にも対応可能となっている。
同製品は最大で縦32ドットの印字ができ、6・6m/sの高速印字が可能。標準的なGヘッドによる71DPIと、より細いMヘッドによる115DPIの印字解像度を選択でき、ロゴや複数行の印字もできる。
2次元バーコードはDatamatrixに加え、日本市場で需要の多いQRコードにも対応している。
本体は7インチのタッチパネルスクリーンを採用し、直観的な操作性によって日々の操作を簡略化。ユーザーインターフェースはさまざまな言語にローカライズし、多言語の印字に対応。グローバルに事業展開している企業にも最適。
印字ヘッドはステンレススチール製で、IP56の防塵防滴仕様。高圧水と産業用洗剤で他の生産装置と一緒に汚れを洗い流すことができ、水や油、粉塵まみれの使用も可能。オプションでIP66にも対応できる。
インクは、独自開発の様々なタイプから選択できる。標準の黒や赤、青などのカラーインク、コードの偽装を許さない高密着性のパーマネントインク、缶詰の熱殺菌を担保する熱変色性インク、ブランド保護のための透明インクに加え、環境にやさしいMEKフリーやケトンフリーのインクなど、ニーズに合わせて選べる。
さらに、合わせて導入される「長期ポンプ保証」により、安価な追加投資で加圧ポンプの5年間長期保証を付けることができ、安定運用が可能になる。
また、製品一つひとつに割り当てられるユニークコードの印字や、プリンタ本体から直接操作できるビジョンシステムなどをオプションで提供している。