アズビルの社内教育機関「アズビル・アカデミー」は、昨年8月から展開しているグループ内の技術認定制度「技術プロフェッショナル検定制度」で、初の合格者となる4人の認定者を表彰した。
曽禰寛純社長は認定者に「さらにプロフェッショナルとして研鑽を積み、他の分野の社員とも協働し、高次元でお客さまとの価値づくりや信頼獲得に努めて欲しい。また仕事を楽しむ姿勢でも、他の社員のモデルになって欲しい」と期待を込めた。
同制度は、メンテナンスサービス、エンジニアリング、施工、開発・品質保証、生産など、同社の技術者が持つ職務知識・技術を、公的資格や各部門で実施してきた業務習熟度レベル判定の上位検定として、全国同一のグループ内基準で公正に検定する。認定者には「技術プロフェッショナル」の資格を付与する。
初回の検定では、同社のネットワークBuilding
Automationシステム「savic―net」シリーズのフィールド技術を検定対象とし、システム導入後の調整やメンテナンスサービスに従事する社員の中でも最高位の業務習熟度レベルを持つ22人が受験した。業務知識を問う試験と実技があり、4人が合格した。
今後、同制度はフィールド技術に加え、開発や品質保証、生産などの職種にも展開を拡大する予定。将来的に厚生労働省による社内検定認定を目指す、としている。