コネクトフリー 日本発、IoT対応のセキュアな半導体を開発

コネクトフリー 帝都久利寿(テイト クリス) 代表取締役 総合開発責任者兼CEO
コネクトフリー 帝都久利寿(テイト クリス) 代表取締役 総合開発責任者兼CEO
「IoT(モノのインターネット)」が注目されはじめて久しい。産業機器においても、通信機能の搭載が当たり前になり、PC、PLCなどと接続し、データを集中管理するケースが増えている。

そのような中、京都に本社を持つコネクトフリー(京都市下京区中堂寺栗田町91、TEL075―874―3632、帝都久利寿(テイト クリス)代表取締役 以下帝都社長)は、「E.V.E.R」という全く新しい通信方式を開発。セキュリティを担保しながら容易に機器間通信が可能になる半導体を今春から製造開始する。

設計思想は「安全第一」。同半導体が機器に搭載されることで、セキュア(安全)な通信を、ソフトではなく物理的に作り上げることができるようになるため、産業機器には最適で、次世代通信ネットワークのインフラとして期待されている。

帝都社長は1988年米国生まれ。17歳の時にシリコンバレーで起業、19歳で来日し、2014年に同社を創業。政府の「クールジャパン戦略推進会議」メンバーでもあるという異色の経歴を持っている。

同氏は「優れた日本の製品に、世界進出するためのインターフェイスを提供し、日本企業全体が業績を伸ばし、GDPを上昇させることを目指す」としており、半導体のコアとなる技術・特許は全て日本法人が保有、台湾大手企業からの支援も受け、早々に社員600人体制にし、普及を加速させるという。同半導体の搭載を検討する企業に対するサポートも強化しており、今後の普及が期待される。問い合わせは同社まで。(http://connectfree.co.jp/)

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