オムロンの2015年3月期連結決算は、売上高が8472億円で前期比9・6%増、営業利益が865億円で同27・2%増、当期純利益が621億円で同34・6%増となった。
セグメント別売上高は、IAB(制御機器事業)が3318億円(同13・7%増)、EMC(電子部品事業)が1039億円(同6・4%増)、AEC(車載事業)が1378億円(同8・9%増)、SSB(社会システム事業)が804億円(同2・8%減)、HCB(ヘルスケア事業)1006億円(同12・7%増)、その他事業873億円(同10・7%増)。
IABは、国内で自動車・電子部品関連での設備投資増、海外では米国で自動車関連と石油関連の増加、中国をはじめとしたアジアで電子部品関連業界の需要が堅調に推移したことで、売り上げが伸び、営業利益も40・9%増546億円と大幅に増加した。来期の売り上げも4%増の3450億円を見込んでいる。
EMCは、国内が家電・自動車関連業界の需要が低調であったが、海外は欧米で業務民生業界が堅調に推移し、中国では業務民生と家電、アジアで自動車関連で売り上げが伸びた。営業利益は17・%増の101億円。
16年3月期は、売上高が9000億円(同6・2%増)、営業利益900億円(同3・9%増)、当期純利益665億円(同7・0%増)を予想している。