三菱電機の2015年3月期連結決算は、売上高が前年度比6・6%増の4兆3230億円、営業利益が同35・1%増の3176億円、税引き前利益が29・7%増の3229億円、当期純利益は同52・9%増の2346億円となった。
部門別売上高は、重電システムが1兆2289億円(同4%増)、産業メカトロニクスが1兆2827億円(同17%増)、情報通信システムが5595億円(同2%増)、電子デバイスが2384億円(同22%増)。
産業メカトロニクスの約45%を占めるFAシステム事業は、スマートフォン関連や自動車関連の設備投資、国内製造業などの設備投資増加と円安の影響で売り上げ、利益とも過去最高を記録し、営業利益は49%増の1459億円となった。これは全社営業利益の約46%を占める。
16年3月期の産業メカトロニクスは、売上高が1%増の1兆3000億円、営業利益が4%増の1520億円を計画している。
なお16年3月期は、売上高4兆3700億円(同1・1%増)、営業利益3200億円(同0・8%増)、税引き前利益3200億円(同0・9%減)、純利益2200億円(6・3%減)を予想している。