安川電機の2015年3月期連結決算は、売上高が4001億円(前年度比10・1%増)、営業利益が315億円(同22・%増)、経常利益が338億円(同25・1%増)、純利益が248億円(同46・3%増)となり、売上高、純利益は過去最高になった。
セグメント別売上高は、モーションコントロールが1881億円(同15・9%増)、ロボットが1359億円(同10・9%増)、システムエンジニアリングが409億円(同16・0%増)、その他が351億円(同19・0%減)。
モーションコントロールは、ACサーボモータ・コントローラが、スマートフォンや自動車関連を中心に国内外で好調に推移し、特に中国工場での増産効果もあり、収益が大幅に伸長した。インバータは太陽光発電向けのパワーコンディショナが電力会社の接続保留などの影響もあり、前期に比べ低調であったが汎用インバータは堅調に推移した。営業利益は217億円(前年同期比32・3%増)。16年3月期の売上高は2110億円(12・2%増)を見込む。
ロボットは、溶接・ハンドリング・塗装ロボットなどが、国内外の自動車関連分野を中心に堅調で、特に中国を中心とした海外販売が拡大した。また、バイオメディカル分野など新領域での用途創出を加速させたことで売り上げが伸びた。営業利益は105億円(同11・0%増)となった。16年3月期の売上高は1490億円(9・6%増)を見込む。
なお、16年3月期は売上高が4350億円(同8・7%増)、営業利益が365億円(同15・8%増)、経常利益が370億円(同9・2%増)、純利益が240億円(同3・3%減)を見込んでいる。