富士電機の2015年3月期連結決算は、売上高が8106億円で前年度比6・7%増、営業利益が393億円(同18・7%増)、経常利益431億円(同17・4%増)、当期純利益279億円(同42・9%増)となった。
部門別売上高は、発電・社会インフラが1752億円(15・0%増)、産業インフラが1980億円(同4・5%増)、パワエレ機器が1841億円(同5・4%増)、電子デバイスが1372億円(同11・5%増)、食品流通が1191億円(同0・8%減)、その他が612億円(同2・0%増)。
パワエレ機器は、ドライブが主力のインバータ・サーボの需要増により、売上高・営業損益ともに前期を上回り、パワーサプライは、海外向け電源設備の需要増に加え、国内メガソーラー向けパワーコンディショナの需要が堅調に推移した。器具も、工作機械や太陽光発電関連の需要が堅調に推移した。営業利益は28・0%増の68億円。なお、来期は2195億円(同19・2%増)の売り上げを見込んでいる。
16年3月期は、売上高が8500億円(同4・9%増)、営業利益が450億円(同14・5%増)、経常利益450億円(同4・3%増)、当期純利益290億円(同3・7%増)を予想。