東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)は「第66回通常総会」を全国家電会館で13日開催した。
総会には130社の組合員のうち委任状も含め104社が出席した。総会は堀内理事長を議長に選出して進められ、2014年度(平成26年度)事業報告及び決算報告、15年度(平成27年度)事業計画及び収支予算などを審議・承認した。
総会の冒頭、堀内理事長は「上場企業の決算が発表されているが、円安の追い風もあり好調である。株価も上昇しているが、上場企業の業績とは裏腹に中小企業にはまだまだ恩恵が届いていない。円安による原油やエネルギーのコストアップ、人件費の上昇や人手不足などもあるが、中小企業には日本を支えてもらいたい。TEPはコスト削減の追求など、いろいろな委員会を通じて活動している。これから海外からの来客も増えるが、日本の文化の高さであるサプライチェーンを世界に発信していきたい」とあいさつした。
総会では、浜田昭博副理事長が市況・事業概況及びその他事業の報告、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、教育情報委員会活動を屋宮芳高委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を中村孝夫委員長が、青年部会活動を市村康徳部会長から、それぞれ14年度の活動報告と15年度の活動計画が発表された。
また、藤木正則会計理事から決算・予算の報告が、伊佐野勝利監査役が監査結果を報告した。
15年度の活動計画では、今年4月から22社の参加で実施している共同配送の推進や、工場見学会の実施、他の流通団体との交流会開催などを盛り込んでいる。
なお、理事の補充も行われ、角田無線電機角田浩永社長を選出した。
総会終了後、永年勤続表彰として、勤続30年以上11社30人、20年以上11社29人、10年以上14社36人の計95人に堀内理事長から表彰状と記念品が授与された。