アズビルの2015年3月期連結決算は、売上高2544億円で対前期比2・4%増、営業利益153億円で同10・3%増、経常利益171億円で同17・4%増、当期純利益71億円で同6・5%減となった。
事業別売上高は、アドバンスオートメーション(AA)が943億円で同3・9%増、ビルディングオートメーション(BA)が1145億円で同4・5%増、ライフオートメーション(LA)が473億円で同4・6%減、その他が6600万円(前期と同額)。
AAは、素材産業向けシステム製品の販売が低調な中でエネルギー転換関連や保守・メンテナンス関連需要の掘り起こしを進めた。
製造装置へのセンサなどの販売は、市況の改善や大型案件の受注もあり大きく増加。海外も政治的な影響を受けた地域もあったが、中国やその他アジア、欧米の各地域が伸長した。これにより営業利益も50億円と26・4%増加した。
16年3月期は、売上高2630億円(同3・4%増)、営業利益187億円(同21・9%増)、経常利益182億円(6・2%増)、当期純利益110億円(同53・4%増)を見込んでいる。
このうち、AAは売上高980億円(前期比3・9%増)、営業利益56億円(同11・7%増)を予想している。