フエニックス・コンタクト 薄型セーフティリレーユニットを6月から販売開始 制御盤の小型化に貢献

フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―471―0050、青木良行社長)は、薄型セーフティリレーユニット「PSR miniシリーズ」として、幅6ミリと12ミリタイプを開発し、6月から販売開始する。

一般的に広く使用されているセーフティリレーユニットの幅は22・5ミリであるが、新製品は、6ミリタイプで約70%、12ミリタイプで約45%も薄型化を実現しており、制御盤などの小型化に貢献する。

販売にあたっては、新たに超小型強制ガイド付きリレーを自社で開発(特許取得)した。独自のチェック機構により自己診断の信頼性をアップすると共に、低消費電力でコンパクトながらも従来以上の長寿命を実現。

EN 50205(強制ガイド付きリレー規格)に準拠している。

機種は産業機械用として19種類、プロセスオートメーション用として9種類の計28機種をラインアップしている。

同社は、産業用接続機器やインターフェイス製品の大手メーカーとして、ドイツ本社を中心にグローバル展開を行っている。セーフティ機器でもセーフティリレーユニットやセーフティI/Oシステム、絶縁式信号変換器など機能安全に対応した製品をそろえている。今回、超小型のセーフティリレーを自社で開発したことで、セーフティリレーユニットの大幅な薄型化につながったもの。

4月にドイツで開催されたハノーバーメッセでも展示し、各方面から注目を集めた。

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