立花エレテックの2015年3月期連結決算は、売上高1474億円で前期比3・9%増、営業利益48億円で同11・3%増、経常利益57億円で同1・9%増、当期純利益54億円(同42%増)となり、4年連続で過去最高益を更新した。
部門別売上高は、主力のFAシステム事業が717億円で同7・5%増、半導体デバイス事業が533億円で同3%増、施設事業が126億円で同3・6%減、産業デバイスコンポーネント事業が43億円で同19・1%減、その他事業が52億円で同11・2%増だった。
FAシステム事業は自動車関連・LED照明・建設関連などの分野でPLCやインバータ、ACサーボなど主力商品が好調に推移。産業機械分野も「ものづくり補助金」の継続で設備投資意欲が活性化し、レーザー加工機、工作機械が好調に推移。14年12月に連結子会社化した高木商会が売上げに大きく寄与した。
16年3月期は売上高1650億円(前期比11・9%増)、営業利益52億円(同7%増)と予想。
5年度から「C.C.J2200」として6カ年中長期経営改革をスタート。「確固たる基盤を持った電機・電子の一大技術商社」を掲げ、創立100周年を迎える21年3月期に連結売上高2200億円の達成を目指す。達成のポイントを「有能な人材確保」とし、採用活動を強化する方針。