IDECの2015年3月期連結決算は、売上高421億円で前期比16・1%増、営業利益29億円で同24・2%増、経常利益31億円で同27・3%増、当期純利益20億円(同43・9%増)。
製品別売上高は、制御機器製品が制御用操作スイッチ及び安全スイッチの売上げが伸び、225億円(同16・3%増)。制御装置及びFAシステム製品は、国内ではバーコードを中心としたAUTO―ID(自動認識)機器の売上げが拡大し、海外では米国市場が堅調に推移。主にプログラマブルコントローラが堅調に推移した結果、61億円(同43・2%増)となった。制御用周辺機器製品は、国内では端子台や電源機器が好調。北米では電源機器が伸長し、52億円(同5・6%)となった。防爆・防災関連機器製品は防爆LED製品が増加し、16億円(同0・7%増)。その他の製品では新規事業として取り組んでいる太陽光発電用電力マネジメントシステムなどの環境関連製品が増加し、66億円(同9・1%増)となった。
16年3月期は、顧客ニーズに基づく制御ソリューション展開を強化。成長する海外市場において体制を強め、売上高440億円(前期比4・3%増)、営業利益35億円(20・3%増)を目指す。