横河電機の2015年3月期連結決算は、売上高4058億円で前期比4・5%増、営業利益298億円で同15・2%増、経常利益333億円で同29・9%増、当期純利益172億円(同39・6%増)。部門別売上高は、主力の制御事業が3580億円で同6・4%増、計測機器事業が238億円で同14・4%増、その他事業が240億円で同1・2%減。
制御事業はエネルギー関連市場の需要が堅調であったことや、円安が継続したこともあり、伸長した。営業利益は同12・0%増の271億円。
16年3月期は、売上高4130億円(前期比1・8%増)、営業利益330億円(同10・7%増)、経常利益300億円(同10・1%減)、当期純利益190億円(同10・3%増)を予想している。
同社では中期経営計画「Evolution2015」を推進してきたが、会社を取り巻く環境がこれまでの延長線上の事業運営では不十分として、今年度から新たに新中期経営3カ年計画「Transformation2017(TF2017)」を前倒しでスタート。17年度には売上高4400億円(14年度比8・4%増)、営業利益450億円(同51・0%増)、ROE11%以上(同2・4%以上)、ROA6%以上(同2・2%以上)、ROS10・2%(同2・9%)を目指す。