日東工業の2015年3月期連結決算は、売上高1098億3700万円(前期比8・5%増)、営業利益138億5100万円(同19・8%増)、経常利益141億4600万円(同23・9%増)、当期純利益73億9000万円(同3・3%増)と増収増益となった。
部門別では、配電盤部門がトップランナートランスへの変更に伴う高圧受電設備の販売単価上昇が売上げ増加に寄与した。
また、DC1000Vの高電圧化に対応した接続箱・集電箱の開発や交流集電箱のモデルチェンジ・機種追加を行い、売上高470億5000万円(同11・7%増)。
キャビネット部門が、太陽光発電システム設備案件に対応したパワーコンディショナー収納用キャビネットを開発、積極的な拡販を行った。蓄電池収納用キャビネットの特注対応などエネルギーマネジメントシステムに関連した製品の受注提案活動にも取り組み、同229億1400万円(同2・9%増)。
情報通信関連流通事業は、主力製品であるネットワーク機器・LANケーブルなどの積極的な拡販を行ったほか、セキュリティ需要の高まりによりネットワークカメラなどが増加、同260億6300万円(同7・5%増)。
16年3月期は、売上高1135億円(同3・3%増)、営業利益150億円(同8・3%増)、経常利益148億円(同4・6%増)、当期純利益94億円(同27・2%増)の増収増益を見込んでいる。