フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、TEL045―471―0050、青木良行社長)は、産業用スイッチング電源「TRIO POWER(トリオ・パワー)」を発売した。
新製品は、スイッチ電源の端子台に初めてプッシュイン式を採用しており、配線作業は電線を差し込むだけで完了するため大幅に工数を削減でき、横幅が従来品比最高40%削減の68ミリのスリム設計のため、機器の密接設置と制御盤内の省スペース化につながる。
しかも、端子台を前面に配置することで配線の取り回しが容易になり、限られた盤内スペースでも作業を容易に行うことができる。
また、定格の1・5倍の負荷電流に対応(5秒)できるダイナミックブースト機能により、過負荷保護による電圧低下を防ぎ安定した機器の立ち上げができる。
そのほか、電源変換効率が最大93%(480W)と最高レベルを実現しており、ランニングコストの削減と無駄な発熱による盤内温度の上昇を抑えられる、使用周囲温度がマイナス20℃~プラス70℃(プラス60℃までは100%出力可能)と広く、寒冷地や高温な場所、屋外盤などでも安定して使える、リップルノイズは50mVpp以下実現などの特徴を有している。
機種は単相入力タイプ(入力電圧AC85~264V、出力電圧DC24V)で72、120、240、480Wが、三相入力タイプ(入力電圧AC320~575V、出力電圧DC24V)で120、240、480Wの計7機種が完備。