アズビルは、上海アズビル制御機器の合弁先企業である上海石化投資発展との契約期限20年が2015年11月末で満了することから、さらに10年間の合弁契約を延長することで合意したことを明らかにした。
上海石化投資発展の親会社である中国石化上海石油化工股イ分(SPC)とアズビルは友好的な事業交流で長い歴史がある。
1970年代にSPCが上海石油化学コンビナートを立ち上げた際には、同社のプラント向け工業自動化製品を多く採用した。また、80年4月、現地に技術サービス支援のためのエンジニアリングサービスセンターを設立。95年12月に上海石化投資発展と共同で、合弁会社の上海山武金山制御機器を設立した。
設立当初5人だった社員数は200人規模に拡大し、同社国際事業の重要な現地法人となっている。
今後、azbilグループの中国生産拠点であるアズビル機器大連や他の現地法人とも連携し、生産から販売、メンテナンスに至る現場に密着した一貫体制の事業形態を強みとして、中国でのさらなる事業発展を目指していく方針。