ミマキエンジニアリングは、このほど業務用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ及びインクなどの開発・製造・販売・保守サービスで培った技術を活用し、3Dプリンタ事業に参入する。
事業の第一弾として、自社開発のフルカラー3Dプリンタを使用し、子会社の「グラフィッククリエーション」(GCC)で、フルカラー造形物の出力サービスを開始する。
製造業においては試作品や小ロット品の製造を中心に各種方式の3Dプリンタが幅広く使用されており、今後も市場の拡大が見込まれている。
このうち、フルカラー造形が可能な3Dプリンタは、主に粉末石膏造形方式であるが、500万~600万色の色表現にとどまっているのが現状。
同社の開発した3Dプリンタは、自社インクジェットプリンタ技術を生かしたフルカラーUV硬化インクジェット方式で、業界で初めて約1000万色のフルカラー造形を可能にしている。
また、独自開発の技術により4色のカラーインクで造形することで、これまでにない色鮮やかで美しいフルカラー造形を実現した。3Dプリンタ自体の製品発売時期は未定。
同社では3Dプリンタの発売に先駆け、8月1日からGCCで出力サービスを開始する。
出力サービスの料金など詳細は、GCC(TEL0268-64-6500まで。