不二電機工業はJECA FAIRに、カムスイッチや試験用端子に加え次世代の製品として、無接点式の直流開閉器や可視光通信技術を用いた製品を展示する。特に、半導体直流開閉器「STH形」は、パワー半導体を搭載した次世代開閉器として注目を集めそうだ。
開閉容量はDC600V、10A(L/R=40ms)。制御指令はPLC信号などで制御可能なDC24Vであるため、遠隔地からの操作が容易。また、主回路開閉部は半導体素子の採用で動作音がなく、夜間稼働や騒音制限のある場所での使用に最適。
さらに、接点の酸化や異物混入などの接触不良が発生しない無接点方式のため、高い信頼性も確保される。もちろん、有接点の場合避けられないアークによる接点摩耗も発生せず、長寿命。過電流保護機能も搭載し、接続負荷や電源の異常などにより定格電流を超えた場合も、自動的に主回路を停止し、機器の破損を防止する。
同製品は、接触信頼性を究極的に高めた革新的な制御用直流開閉器であるため、「安全」「安心」が高いレベルで求められる「電力」「一般産業」などの業界でメリットが大きい。小間は西2ホール(2―050)。
公式サイト>>> http://www.fujidk.co.jp/