ワゴジャパンは、JECA FAIRに欧州で広がりつつあるISO/IEC14543―3―10「EnOcean」の無線通信規格に対応した送受信ユニットの試作デモ機を展示する。
EnOceanスイッチは、圧電素子により操作時に自己発電して無線信号を発信するためバッテリが不要で、電池交換も必要ない。省エネ効果はもとより配線が不要で自由な場所に簡単に設置できるため、工事費や維持費が大幅に削減できる。
日本で利用可能な無線周波数928Mヘルツは回折性が高く、遮蔽物を回り込んで届くため見通しで最大300メートルの長距離で使用が可能(到達距離は条件により大きく異なる)。またWiFiの2・4Gヘルツ帯域と干渉がないためオフィスビルや工場などで安定した稼働が期待される。無線スイッチのほか各種の無線センサなどのEnOceanデバイスを提供するメーカーも海外・国内で増えており、用途も広がりつつある。
今回開発中の送受信ユニットと同社の「Ⅰ/O SYSTEM 750シリーズ」を組み合わせることで、EthernetやBACnetなど各種オープンフィールドバスと接続できる。
公式サイト>>> http://www.wago.co.jp